関東平野の冬の風がこれほど強いとは知らなかった。上州の空っ風というのは聞いたことがあったが、その風はさえぎるもののない関東平野でも吹き荒れるのだ。畑の境に茶の木が垣根のように植えられているのは、冬の風で畑の土が飛ばされないようにするためだという。
年明けから続いた強風で、森の木が倒れて道をふさぐことが何度かあった。昨夏の猛暑で立ち枯れてしまった木が少なくなく、枯れ枝は飛ばされ、細い枯れ木は強風に耐えられずに倒れてしまう。クヌギやコナラなどの大きな木々も、暑さで弱ったものには、おそらく市から平地林の管理を委託されている業者かナショナルトラストのボランティアによる赤いテープが巻かれている。今日も昨夜からの強風で細い木が何本も倒れていた。