ウグイスカグラが咲き始めた。漢字で書くと鶯神楽。もともとは藪の中でウグイスが隠れるのに都合のよい樹形だからということらしく、ウグイスカクレから来たとのことだが、あまり説得力がない。森の散歩道のあちこちで見かける。まだ多くがつぼみだが、もうすぐたくさんの花をつけるだろう。
平地林の所有者は固定資産税や相続税などの負担に耐えられず、売却してしまうことになるのだろう。「トトロの森」や「オオタカの森」などのナショナルトラスト団体の努力でなんとか保たれている平地林も、維持にはかなりの手間がかかるようだ。
わが家に木漏れ日を提供してくれている隣の屋敷林も、所有者が手を入れて維持しているのだと思う。先日、そこに重機が入っていたので、これも伐採されてしまうのか、と焦ったが、二十メートル近くなる大木を数メートルの高さまで刈り込んだだけで、それ以上の伐採はなかったので安心した。今年は強風で森の木がかなり倒れたので、周囲の家屋に損害を与えることとのないように剪定してくれた、ということだろう。直接面識はないが、屋敷林の所有者に感謝。